下肢静脈瘤
下肢静脈瘤とは?
下肢静脈瘤の種類
下肢静脈瘤は、伏在静脈瘤、側枝静脈瘤、 網目状静脈瘤、クモの巣状静脈瘤に分類されます。
実際はこれらが混在していることがよく見られます。
下肢静脈瘤の原因
長時間の立ち仕事や座り仕事、妊娠、肥満、加齢、遺伝などが考えられていますが、はっきりしたことは分かっていません。
うっ血症状としては、下肢の静脈拡張、熱感、痛み、かゆみ、だるさ、むくみ、安静時の下腿のこむら返り、皮膚の色素沈着や潰瘍形成などがあります。冷感やしびれはうっ血症状ではありません。
放っておいたらどうなるか?
皮膚の硬結、色素沈着が見られ、静脈瘤が炎症を起こすと強い痛みを伴う血栓性静脈炎を招くことがあります。皮膚の栄養障害により皮膚潰瘍・壊死になることもあります。
静脈瘤内部の血栓が肺や脳に飛んでいく(エコノミークラス症候群)可能性はありますが、極めてまれです。
下肢静脈瘤の治療法
a) 圧迫療法
医療用の弾性ストッキングを日中着用することで静脈瘤の症状を緩和させる治療法です。静脈瘤自体を治す治療法ではありません。
b) 硬化療法
患部の血管に薬剤(硬化剤)を注入して閉塞させる治療法です。
クモの巣状静脈瘤や網目状静脈瘤、側枝静脈瘤など、直径3mm以下の細い静脈瘤に適した方法です。完全消失には数ヶ月要する上、治療後は弾性ストッキングを1~2か月間着用する必要があります。
c) ストリッピング(静脈抜去)手術
約10年前までは標準的手術方法でしたが、現在では血管内焼灼術や血管内塞栓術が不向きな患者さんに限定して入院の上、行われます。
e) 血管内塞栓術
静脈瘤内にカテーテルを入れ、血管の内腔を熱ではなく医療用接着剤(シアノアクリレート)で閉塞させます。熱が発生しないため静脈周囲への局所麻酔薬が不要で、術後神経障害のリスクが低いこと、術後の弾性ストッキング着用が必須でないなどのメリットがあります。血管内焼灼術と同様に日帰りで行います。まれにシアノアクリレートに対する過敏症や静脈炎を合併することもあります。
①1470nmレーザー スリムファイバー
②1470nmレーザー レギュラーファイバー
③高周波カテーテル
④つまようじ
下肢静脈瘤は飲み薬や塗り薬で治ることは決してありません。ご不明な点がありましたら、お気軽にスタッフにお声がけください。