検診センター長挨拶
“検診から保険診療まで一貫して榊󠄀原チームで”

この度2024年12月1日、旧榊󠄀原記念病院が開院した思い出の地に新たに榊󠄀原記念病院附属クリニックが開院しました。新宿NSビルにて1982年から行ってきた、榊󠄀原記念病院の外来部門としての保険診療と検診を含めた自由診療を継続して行います。
ご存じの通り、日本は平均寿命が世界第1位という長寿国であり、循環器疾患は死亡原因の第2位となっております(第1位は悪性腫瘍)。また平均寿命の延長による高齢化に伴い、心不全の罹患率は右肩上がりに上昇しており、介護の負担も含めて大きな社会問題となっております。
一般の健康診断は多くの国民に浸透しておりますが、その内容は、循環器疾患の早期発見にとって十分なものとは言えません。また各種の人間ドックも悪性腫瘍や脳血管疾患を対象としたものが主であり、循環器疾患の早期発見を目的とした循環器ドック(心臓ドック)はまだ十分に浸透していないのが現状です。
当院の検診は、循環器専門病院としての伝統ある榊󠄀原チームの医師が担当し、高精度の最新機器を使用しております。そして、検診結果の判定で問題があれば、そのデータを利用して榊󠄀原記念病院、榊󠄀原記念病院附属クリニックで診療を行うというバックアップ体制を整えております。
このように検診から保険診療まで一貫して榊󠄀原チームで医療を受けていただけることが当検診センターの最大のメリットと考えております。是非とも循環器疾患の早期発見と予防のために当検診センターの循環器ドックを受診していただけることを願っております。
榊󠄀原記念病院附属クリニック 検診センター長
辺 泰樹